アニメを活用した地域や企業のプロモーションの動きが活発化するなかで、若手アニメーターの力とPRアニメーションのニーズをつなぐ新たな動きが始まっている。マーケティングプロモーションのCDGとアニ企画・制作のノーヴォは協力して、若手クリエイターを起用したPRアニメ事業に乗り出す。
両社はアニメを活用したPRを求める地方自治体や企業と若手クリエイターをマッチングさせ、高品質なPRアニメを実現する。これを通じて若手クリエイターが才能を発揮できる場を創出する。
CDGはオンラインとオフラインのプロモーショナルやマーケティングを提供する老舗企業だ。幅広い業種で実績を持っている。今回は自社の持つPRやプロモーションのノウハウを提供する。
一方ノーヴォは、スタジオコロリドの創設者でもある宇田英男氏が代表取締役となって2020年1月に新たに立ち上げたばかりの会社である。同社は「デジタル配信時代に活躍できるアニメクリエイターを増やす」ことを目的に、若手アニメーターなどを中心としたネットワークを活用し、高品質なアニメ制作とその提供を目指している。今回はこれまでよりクオリティの高い地域プロモーションアニメづくりで両社が手を組む。
近年、地方自治体や企業では、市民から共感を得やすいアニメを用いたプロモーション映像の制作を探る動きが強まっている。しかしスタジオやクイエイターの数は限られており、納得の出来る映像を実現するのはなかなか難しい。
他方で高い技術を持つにもかかわらず、特に東京以外の地域にいる優秀なクリエイターが発表の場がなく埋もれてしまっているケースも少なくない。CDGとノーヴォはこれに着目する。こうした取り組はアニメコンテンツ業界の人材の育成と発展にもつながるとする。若手クリエイターの感性を活用したPRの可能性追求が注目される。
株式会社CDG
https://www.cdg.co.jp/
株式会社ノーヴォ
http://www.noovo.co.jp/