音楽・映像事業の日本コロムビアの業績が前期に引き続き好調を維持している。2016年11月5日、コロムビアはアニメやゲームの売上の伸びを理由に、2017年3月期の第2四半期、通期の連結業績予想を上方修正した。
まず第2四半期は売上が69億9500万円、営業利益が11億2600万円、経常利益が11億2500万円、経常利益が99億9000万円。売上が9.3%当初予想を上回るほか、利益面では40%以上の引き上げとなる。
通期は売上が131億円、営業利益14億2000万円、経常利益14億1000万円、当期純利益は12億円に変更された。変更後の予想はいずれも前年を上回る。順調に2期連続の増収増益を達成できそうだ。
業績修正の要因は、第2四半期発売したアニメ作品が好調だったことに加え、新作ゲームソフトの売上げも当初予想を上回った。コロムビアは期間中、『SUPER LOVERS』や『私がモテてどうするんだ』、『斉木楠雄のΨ難』のほか、『ストライクウィッチーズ 劇伴コレクション』や『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS』などで映像、音楽商品を発売した。
日本コロムビアは2014年に、コンテンツのデジタル流通のフェイスの子会社となっている。フェイスのもと大規模な事業再編を実施し、スリム化し利益が出やすい事業体質になった。ここに『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS』のヒットが重なり、現在の業績好調につながっている。