2021年8月4日に発表されたテレビ東京ホールディングスの2022年3月期第1四半期は売上高、利益が大きく伸び、好調な決算となった。
連結売上高は345億8800万円(19.5%増)、営業利益が25億6200万円(217.7%増)、経常利益27億2600万円(193.5%増)、当期純利益が17億3300万円(282%増)だ。広告収入がスポット広告を中心に前年同期を大きく上回ったほか、アニメや配信事業の成長が牽引した。
ライツ事業部門にあるアニメ事業の売上は42億6900万円、前年比で32.1%増になる。金額ベースでは前年の49億3000万円より減少するが、今期よりアニメ事業の一部を他事業に移しているためだ。新基準では前年同期の売上は32億3300万円となる。
国内のライツ販売が堅調だったのに加えて、海外向けも引き続き好調だった。中国向けの配信許諾、それに北米での『NARUTO』の商品化権も好調となった。
ライツ事業収入全体の売上高は60億8000万円の43.0%増だ。営業利益は25億6400万円(16.7%増)。このうち今年から再編された配信ビジネスが12億1100万円(57.5%増)、イベントが1億9400万円(231.4%増)になる。
配信は国内販売が前年同期から大きく伸びた。また海外向けでは韓国と台湾での『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が堅調となった。中国向けは売上げが縮小した。