2015年11月に全国公開、異例のロングランを経て興収23億円を超える大ヒットとなった『劇場版 ガールズ&パンツァー』が、米国でも上映されることになった。本作の北米配給を手がけるセンタイ・フィルムワークス(Sentai Filmworks)が公開を発表した。日本公開から約1年、いよいよ米国のファンの前にもスクリーンで姿をみせる。
11月18日にまずサンフランスコの日本カルチャーの複合施設にあるニューピープルシネマ(NEW PEOPLE CINEMA)でプレミアイベントを開催する。イベントには映画の主要スタッフが参加、Q&Aなど設けるなどファンには堪らないイベントとなりそうだ。その後、ニューヨーク、ヒューストン、ダラス、ボストン、シアトル、オーランド、サンディエゴ、サクラメントほか、全米の主要30都市で公開する。
各地での公開では、日本映画の米国配給で実績のあるイレブンアーツ(ELEVEN ARTS)が協力する。イレブンアーツは、これまで『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』や劇場版の『魔法少女まどか☆マギカ』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』などの配給をしてきた。小規模な公開ではあるが、確実にファンの作品を届け、話題づくりをすることで成功させている。
一方、センタイ・フィルムワークスは、日本アニメを得意とする中堅の配給会社である。コアファンに向けたマニアな作品を得意とする。近年は『寄生獣』、『ノーゲーム・ノーライフ』 、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』、『モンスター娘のいる日常』、『アカメが斬る』なども取り扱っている。
『ガールズ&パンツァー』はテレビシリーズの時からが取り扱ってきたが、数ある作品のなかでも特に目立ったヒットになっていた。センタイ・フィルムワークスが劇場公開まで手掛けることはこれまでにあまりなく、それだけに『劇場版 ガールズ&パンツァー』に対する期待の大きさを感じさせる。
『劇場版 ガールズ&パンツァー』 米国公式サイト
http://www.girlsundpanzerderfilm.com/