第34回東京国際映画祭と併催する映像コンテンツの見本市「TIFFCOM 2021 -Marketplace for film and TV in Asia」が、「Tokyo Gap-Financing Market(TGFM)」を開催すると発表した。発表と同時に出品する長編映画(実写・アニメーション)、TVシリーズ(実写・アニメーション)の企画プロジェクトの募集も開始した。
TGFMは企画見本市のなかでも、「ギャップファインナンス」と呼ばれる資金調達に特化しているのが特徴になる。企画・製作で一部資金調達の目処はついているが全額に達しておらず、不足している出資を求める。一部資金調達はすでに企画がある程度進んでいることになり、製作の高い実現性が期待できる。TIFFCOMでは昨年第1回を実施し、選考された20企画に186件のオンラインミーティングを行った。
2021年もエントリーされた中から20企画を選抜する。選ばれた企画はTGFMが招聘するセールスエージェント、配給会社、金融関係者、放送局、投資家などとのミーティングが設定される。
募集企画は劇場または配信による公開を想定した長編映画またはTVシリーズ。実写とアニメーションの双方が対象となり、予算規模に制限はない。ただし製作予算のうち長編映画(70分以上)で60%以上、TVシリーズで50%以上の確保している必要がある。また企画にアジアの要素を含んでいることを条件としていえる。企画・製作・制作にアジアの企業が入る、スタッフ・出演者がアジア出身、題材をアジアに採っているなどが想定できそうだ。
企画に選ばれると2021年11月1日から3日まで開催されるTGFMに参加する。現時点では都内のリアル会場での開催を予定するが、オンライン開催となった場合はビデオ会議システムを利用して実施する。
エントリーはすでに始まっており、7月20日まで受け付ける。募集要項はTGFMのサイトよりダウンロード出来る。
TIFFCOM 2021 Tokyo Gap-Financing Market
https://tgfm.tiffcom.jp/
TIFFCOM2021 https://tiffcom.jp/
東京国際映画祭 https://2021.tiff-jp.net/ja/