LINE生まれの「うさまる」がアニメ化、LINE LIVEで独占配信、制作はスティーブンスティーブン


LINE Creators Markeで生まれ、スタンプで高い人気を誇るキャラクター うさまるが、このほどアニメシリーズ化された。しかも、作品はキャラクターの誕生の場所でもあるLINEの最新サービス「LINE LIVE」で独占配信中だ。
アニメは各話およそ5分、全12話を予定している。2016年8月5日(金)18時からをスタートに、毎週金曜日18時に1話ずつ配信する。うさまると友達のうさこ、さらにぬいぐるみのくまさんがシュールな日常を繰り広げる。

「LINE LIVE」は2015年12月にスタートした映像配信プラットフォームで、ライブな動画をアプリを通じて届ける。配信者がそれに応えるなどのコミュニケーションも行える。人気タレントなどが登場し、コミュニケーション機能を持つなど、次世代の映像配信プラットフォームとして注目されている。
アニメ『うさまる』は、そのオリジナルコンテンツとして「LINE LIVE」の魅力を高めることになる。同時にすでに商品展開を始めている「うさまる」の認知度の向上と、キャラクターの魅力アップにも貢献しそうだ。

さらに本作のアニメーション制作も、注目される。映像を通じたソリューションサービスを掲げる博報堂グループの株式会社スティーブンスティーブンが担当している。同社はこれまで『花とアリス殺人事件』(岩井俊二監督)や『ふうせんいぬティニー』、⽇本アニメ(ーター)⾒本市『evangelion:Another Impact(confidential)』、⽇本アニメ(ーター)⾒本市『新世紀いんぱくつ。』などの話題作を手掛けてきた。映像の新しい可能性を開拓している。
2015年12月にはアニメーション制作の子会社である株式会社スティーブンスティーブン クラフター(CRAFTAR)を設立し、スタジオ機能も保有する。クラフターは、ピクサー出身の堤大介監督らによる短編『ムーム』を制作、さらにスタジオジブリの宮崎駿監督が制作する新作短編のCGアニメーションパートを担当する。『うさまる』もこの社内スタジオのクラフターを活用した。
クラフターの特徴のひとつは、作家性の強いクリエイターが集まっていることだ。今回の『うさまる』では、学生時代に数々の受賞を重ねた徳永真利子が監督を務める。先端的なクリエイティブと映像の新たな可能性を融合させる、スティーブンスティーブンの活動が注目される。

『うさまる』 (全12話)
配信日:2016年8月5日(金)より毎週金曜日18:00より1話ずつ公開
原作: sakumaru
監督: 徳永真利子
演出・アニメーション: 稲葉大樹、大桃洋祐、酒井浩史、松村麻郁
エグゼクティブプロデューサー: 古田彰一、森啓
プロデューサー: 石井朋彦、渡辺尚誠
アニメーション制作: クラフター
製作: LINE株式会社

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