ハリウッド映画版「ハローキティ」は実写とアニメのハイブリット、サンリオとワーナーが発表


 サンリオとワーナー ブラザース ジャパンは、ハローキティやサンリオキャラクターが活躍する初のハリウッド版映画の監督を決定した。米国アニメーション界の新進気鋭として注目されるジェニファー・コイルとレオ・マツダを共同監督とする。
 また本作が実写とアニメのハイブリッド作品となることも発表された。正式なタイトルは未定として明かされていないが、映画実現に向けてまた一歩前進した。
 実写とアニメーションの両方の技術を組み合わせた映画は、日本ではあまり馴染みがないが米国の映画では少なくない。古くは『メリーポピンズ』や『ロジャーラビット』、最近でも『ソニックザヘッジ』、『トムとジェリー』などヒット作も数多い。その多くは人間の役者にアニメーションのキャラクターを合わせたものである。ハローキティの映画も、こうしたかたちになりそうだ。

 ハローキティはサンリオが1974年に世に送り出だしたキャラクターだ。多くのキャラクターグッズでお馴染み、その人気は日本だけでなく、世界中に広がる。今回の映画化は、その人気を背景にしたものである。人気キャラクターだが映像化はこれまであまり多くなく、長編映画は初になる。
 映画化は2020年春にサンリオとワーナーブラザースジャパンが正式に発表、ワーナー・ブラザース系の映画会社で・エンターテイメント傘下の映画製作会社で『ロード・オブ・ザ・リング』や『『ホビット』』を手がけたニュー・ライン・シネマとフリン・ピクチャー社が製作にあたる。

 監督を務めるジェニファー・コイルは、『Bob’’s Burgers』シリーズの監督やHBO Max配信の『Harley Quinn』シリーズの監修などの経験がある。
 レオ・マツダは『モアナと伝説の海』と併映されたディズニーの短編アニメーション『インナー・ワーキング』で一躍注目された。日系ブラジル人で幼い頃よりハローキティは馴染みだったという。ふたりの完成が長年の人気キャラクターを新しく生まれ変わらせることになりそうだ。

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