「ハローキティ」フランスでTVアニメ化、2021年全52話放送開始 日本は朝日放送が配給

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 世界的に人気のキャラクター「ハローキティ」の新たなテレビアニメーションシリーズがフランスで製作される。2019年2月6日、フランスのコンテンツ企業キッズ・ファースト(Kids First)が発表した。
 キッズ・ファーストのグループ会社のモネロ・プロダクション(Monello Productions)とウォッチ・メディア(Watch Next Media)がサンリオと協力しながらアニメーション製作する。テレビシリーズは各話11分で全52話、2021年初めに完成する予定だ。

 キッズ・ファーストは、製作資金とアジアを除く全世界の配給を担当する。同社はフランスの政府系映画・番組投資会社SofiTVcinéの支援を受けており、本作でのサポートも期待できる。
 日本を含むアジアの配給は、日本の朝日放送インターナショナルの担当となる。また商品化、ライセンス管理は、サンリオが行う。

 「ハローキティ」は、1974年にサンリオを生みだしたキャラクター。様々なキャラクターグッズやコラボレーションで人気を呼んでいる。日本だけでなく海外でも、世代を超えて支持されている。世界で最も重要なキャラクターのひとつとされている。
 その知名度の高さに比べて、映像化、アニメ化の数は驚くほど少ない。過去10年間は本格的なテレビアニメーションは製作されていない。キッズ・ファーストは、そこに目をつけたと言えそうだ。

 認知度の高いキャラクターだけに、世界の広い地域での放送が期待される。一方サンリオにとってもキャラクターの認知度アップ、特に低年齢層への浸透が期待出来る。長期的なビジネスにつながるとみられる。

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