北米グラフィックノベル2020年年間1位に「ヒロアカ」、「鬼滅」も急伸

マンガ

 北米のポッカルチャーマガジン「ICv2」が、1月20日に2020年北米アダルトグラフィックノベルの年間トップ20を明らかにした。
 ランキングは全体から児童向けの作品を除いたもの。またグラフィックノベルは日本のマンガ単行本に相当する書籍スタイルのコミック・マンガを指している。「ICv2」は販売データのNPDブックスキャンの数字をもとに、ランキングを算出している。

 その第1位に『僕のヒーローアカデミア』の第1巻ランキングされた。第2位はネイサン・W・パイルの『Strange Planet』。第3位は再び『僕のヒーローアカデミア』第2巻となり、さらにベスト20のうち8冊までを同作が占めている。
 近年、北米で『僕のヒーローアカデミア』の人気の高まりが指摘されている。劇場映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』の北米ヒットも記憶に新しいところである。原作マンガのセールス好調がこれを裏付けたかたちだ。
最新刊でなく第1巻、第2巻が上位を占めているのは、作品が今でも新たなファンを獲得し続けていることになる。今後も息の長い人気が期待出来そうだ。

 日本マンガ関連で新しい動きは、日本で空前のブームを巻き起こしている『鬼滅の刃』がランキングに入ってきたことだろう。こちらは第1巻が4位、第2巻が13位にランキングされている。本作は日本と同様テレビアニメ化で注目が高まった。しかし日本で大ヒットになった劇場映画の公開は21年を予定しており、『僕のヒーローアカデミア』に続くさらなる人気となるかが注目される。
 このほか欧米で人気の高い伊藤潤二の『うずまき』が9位、『ハイキュー!!』第1巻が17位、『東京グール』第1巻が20位。トップ20のうち15冊までが日本マンガで、その発売元は全て小学館・集英社系の現地法人VIZ Mediaである。ラインアップの強さとマーケティング力で、VIZ Mediaは北米の日本マンガ出版で頭ひとつ飛び出したかたちである。

ICv2 
https://icv2.com/articles/markets/view/47376/full-year-2020-npd-bookscan-top-20-adult-graphic-novels

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