数々の人気アニメを次々と世に送り出すMAPPAの作品を集めた企画展が、2020 年11月27日から東京・池袋PARCOの本館7F PARCO FACTORYにてスタートした作品横断企画展「MAPPA SHOW CASE」だ。企画展はMAPPAが手がけた作品の魅力を伝える。アニメーション制作の中で描かれた原画を展示するほか、新規描きおろしイラストやクリエイターインタビューなども展示される。
取り上げるのは全部で5作品。『呪術廻戦』、『進撃の巨人 The Final Season』、『体操ザムライ』、『恋とプロデューサー EVOL×LOVE』、『THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド ・ オブ ・ ハイスクール』である。いずれも2020年制作と話題作の頻出と伴に、本数の多さにも驚かされる。近年、制作体制の増強を図るMAPPAの勢いを感じさせるのに十分だ。
「MAPPA SHOW CASE」は、2019年1月にスタジオの新しい試みとしてスタートした企画だ。その後も福岡会場なども含めて継続に開催され、現在に至る。作品の魅力と同時に、スタジオブランドも強く打ち出しており、原画展示からはMAPPAの特徴も窺えるはずだ。
もうひとつの目玉は、イベントのために用意する新作グッズの数々だろう。制作会社自身ならの原画を活かしたクリアファイルもそうしたひとつだろう。さらに缶バッジやキーホルダー、チャームなどがファン心をくすぐる。
MAPPAは設立から9年とまだ若いスタジオだ。そのなかでアニメーション制作に加えて、キャラクターグッズ展開もと新しいビジネスを積極的に進める。今後も注目のスタジオだ。
「MAPPA SHOW CASE」
https://art.parco.jp/parcomuseum/detail/?id=549
2020 年11月27日~12月14日
会場:池袋PARCO 本館7F PARCO FACTORY