シンエイ動画がパペットのTVアニメシリーズ、映画祭常連の見里朝希監督を起用

『PUI PUI モルカー』 (c)見里朝希JGH・シンエイ動画/モルカーズ

 『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』など人気アニメでお馴染みのシンエイ動画が、新時代に向けた新たな作品を世に届ける。シンエイ動画と見里朝希監督が手を組んだオリジナルのテレビシリーズ『PUI PUI モルカー』だ。
 1エピソード2分40秒の短編作品で全12話。2021年1月5日よりテレビ東京系で毎週火曜日7時半から放送される「きんだーてれび」内に登場する。

 『PUI PUI モルカー』は、羊毛フェルトによる手作りのパペット(人形)をひとコマずつ撮影してつないだストップモーションアニメーションだ。手が掛かる方法だが、パペットキャラクターならの暖かみが表現できる。
 物語はモルモットが車になったというちょっと変わった世界設定。5匹のモルカーが所狭しと動き回る。

 監督の見里朝希は、1992年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後、東京藝術大学大学院でアニメーションを学んだ。修了制作のパペットアニメーション『マイリトルゴート』が世界各地の映画祭に出品さら数々の受賞に輝いた。
 それだけにいまかなり注目されるクリエイターだが、テレビシリーズは初監督と驚きのプロジェクトとなった。見里はこれまで音づくり以外は1人で制作していたが、今回は初めて多くのスタッフと作品を作り上げたという。
 昨今はインディーズで活躍するアニメーション作家が商業シーンで活躍することが増えている。昨今インディーズシーンと商業アニメが重なる流れが増えているが、その最先端のひとつになりそうだ。

 一方のパートナーであるシンエイ動画にとっても挑戦である。放送開始する2021年には設立45周年を迎える老舗で、特にファミリーやキッズに向けた作品を得意とする。それでも短いテレビシリーズ、しかもストップモーションは、これまでにない挑戦だ。
 『PUI PUI モルカー』を今後どのように広げていくのか、そこも注目される点だ。

『PUI PUI モルカー』
原案: 見里朝希 シンエイ動画 ジャパングリーンハーツ
監督・脚本: 見里朝希
絵コンテ: 見里朝希、小野ハナ、佐藤桂
アニメーター: いわつき育子、佐藤桂、高野真、見里朝希
美術: いわつき育子、開發道子、佐藤桂、佐藤華音、見里朝希、村松怜那、アトリエKOCKA
音楽: 小鷲翔太
音響: 野口あきら
アニメーション制作: シンエイ動画/ジャパングリーンハーツ
製作:モルカーズ

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