グローバルな次世代企画コンペ「ソニー・タレント・リーグby THU」開催

THU

 『スパイダーマン: スパイダーバース』のピーター・ラムジー監督や『シドニアの騎士』のポリゴン・ピクチュアズ代表取締役・塩田周三氏ら審査委員となるグローバル規模の企画コンペがエントリーを受付中だ。世界のクリエイターネットワーキング活動を続ける「Trojan Horse Was Unicorn」(THU)が主催する「Sony Talent League(ソニー・タレント・リーグ) by THU」である。
 「ソニー・タレント・リーグ」は、世界の18歳から30歳までのデジタルエンターテイメント業界に関わるクリエイターを対象にする。応募者はプロ、アマチュアを問わず、個人でも3人までのチームでも申し込みが出来る。10月19日までTHUの公式サイトにて受け付ける。

 募集テーマは「Break The Creative Distance」とされているが、応募のフォーマットの細則は設けられていない。
 コンペティションは「ジャンルの垣根を超えデジタルエンターテイメントの新たな才能の発掘」を掲げているが、特に制約を設けていない。既存の枠を越えたサプライズな企画を求めていると考えていいだろう。

 エントリーされた企画は審査のうえファイナリスト3名が選ばれる。審査委員による10週間にわたり実施するメンターシップを受ける権利と、上限12500ユーロ(約157万円)の制作支援金が提供される。
 さらにグランプリになると賞金10000ユーロ(約125万円)と、2021年開催予定の「THU Japan」へのチケットが贈呈される。

 賞金もあるが企画コンペの本当の目玉は、審査委員だろう。『スパイダーマン: スパイダーバース』『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』のピーター・ラムジー監督、世界的なアニメーション作家でもあるデビッド・オライリー氏、ゲームデザイナーの水口哲也氏、ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役の塩田周三氏ほか、ジャンルを超えた世界トップレベルクリエイターが並ぶ。
 企画の審査をするだけでなく0週間のメンターシップにも参加し、ファイナリストのアイデアを次の段階に引き上げ、世界に発信するサポートをする。トップクラスのクリエイティブに触れるチャンスだ。将来の大きなチャンスにつながるかもしれない。

 THUはクリエイターがクリエイティブな世界の扉を開くことをミッションとして、2013年に設立された。業界の垣根を越えたネットワークを構築する。
 毎年世界中のクリエイターが集まるイベントを開催している。2020年は日本で初めて石川県加賀市で「THU Japan」を予定していた。しかし昨今の状況から延期となり、2021年5月の開催を目指している。

「Sony Talent League by THU」公式サイト
https://bit.ly/SonyTalentLeagueJP

THU 公式サイト 
https://www.trojan-unicorn.com

「THU Japan」
開催場所: 石川県加賀市
開催期間: 2021年5月26日(水)〜29日(土)

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