まんだらけ社長に中野店長の辻中雄二郎氏 古川益三氏は代表権のない会長へ

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 マンガやアニメなどの中古・プレミアグッズの販売の まんだらけ の代表取締役社長が異動する。まんだらけは2020年8月26日に取締役会を開催、現取締役副社長で中野店長の辻中雄二郎氏の代表取締役社長就任を決定した。
 現代表取締役社長の古川益三氏は代表権のない取締役会長に異動する。12月18日に開催予定の株主総会と取締役会を経て、正式に決定する。まんだらけは創業者の古川益三氏が代表取締役社長を務めており、2000年の東京証券取引所マザーズ市場上場以来、交代は初となる。同氏は1950年生まれ、今年で70歳になる。
 辻中氏は1971年北海道生まれ。1998年にまんだらけ入社後、2001年に旗艦店舗である中野店長に就任、02年に取締役、14年からは副社長に就任している。

 まんだらけは、1987年に古川益三氏が経営していたマンガ古書店を発展するかたちで事業をスタートした。カタログ販売やグッズ販売、ネットオークションなど周辺事業の拡大で成長をしてきた。現在は国内に東京・中野、秋葉原、大阪・梅田、心斎橋、札幌、宇都宮、名古屋、福岡、小倉などに店舗を展開する。2019年9月期の売上高は100億5900万円、当期純利益は5億6400万円であった。

 現代表取締役の古川益三氏は代表権のない取締役会長となるが、2019年9月末段階で同社の株式の32.92を保有する筆頭株主である。株主第2位でアート関連事業を手がける有限会社カイカイキキを大きく上回る。今後も大株主として、引き続き経営に影響力を持ちそうだ。

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