2017年から会場を池袋に移した国際映画祭「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)」が、いよいよ3月10日からスタートする。13日までの4日間、国内外の人気作から滅多に見られない注目作まで、多彩なラインナップが並んだ。
また会場は池袋の街中で同時進行することから、分かり易い、池袋会場の全スケジュールと会場を記載したマップを作成。オンラインで配布を開始した。
目玉となるのは、長編・短編それぞれのコンペティション、そして2016年のアニメ・オブ・ザ・イヤーの受賞作品である。海外の注目作品と、アニメ・オブ・ザ・イヤーの受賞作『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』、映画『聲の形』、『ガールズ&パンツァー 劇場版』、『ユーリ!!! on ICE』が並ぶのがTAAFならだ。
また映画祭だけの特別な企画も見逃せない。『ユーリ!!! on ICE』では、第1話~第3話のビデオコメントがあるとのこと。誰のコメントかは観てのお楽しみだが期待していいだろう。
11日、12日に上映されるコンペティション部門長編4作品に第一次審査を担当したアニメーター・演出の沖浦啓之氏、電通のプロデューサー斎藤朋之氏、アニメーション研究の横田正夫氏が登壇する。
招待作品、企画プログラムも豪華だ。神山健治監督の作品を集めた「神山祭 in TAAF 2017」は監督の傑作が続々と登場、神山健治監督とプロダクション I.Gの石川光久社長が登壇予定。
「ノルシュテインを蘇らせた男たち」では、デジタル・リマスターを担当したエンジニアのオノセイゲン、IMAGICA TV修復ディレクターの山下泰司氏、そしてアニメーション作家の山村浩二氏が登壇する。作品の魅力とリマスターの意義を語る。「松本零士特別上映会」では、スクリーンで観る機会はほとんどない『インターステラ5555』の上映と松本零士氏のトークを予定する。
トークイベントでは、「アニメーション大国の誕生~アニメーションが“アニメ”になった時代」では、映像と共に70年代アニメを振り返る。日本テレビ プロデューサーの高橋望氏、ボンズ代表取締役の南雅彦氏がゲストになる。
国際交流パネルは「日本のアニメーション教育を多様化することを考える」と「日本のアニメーション業界の多様性(ダイバーシティ)を考える」の2プログラム。このほかにも「イランアニメーション —中東の風—」、「Education of Gobelins ―フランス屈指のアニメーション学校・ゴブラン校の教育―」、「ノルディックスペシャル-北欧のアニメーション-」と国際色豊かだ。
東京アニメアワードフェスティバル2017
https://animefestival.jp/ja/
プログラム
https://animefestival.jp/screen/all/
フェスティバルマップ
http://animefestival.jp/ja/post/6437/