東映アニメーションは2020年5月25日に取締役会を開催、今年度の役員の異動人事を内定した。内定した異動は、6月24日開催予定の定時株主総会と取締役会を経て正式決定する。
代表取締役社長の高木勝裕氏は重任し、引き続き経営の指揮を執る。また常務取締役の吉谷敏氏が専務取締役に、取締役の北﨑広実氏が常務取締役にそれぞれ昇格する。
さらに執行役員の布施稔氏、鈴木篤志氏が、新たに取締役に就任する。布施氏は経営管理本部経理部長、資金室長、会計室長、業務推進部長などを務めている。また鈴木氏は営業企画本部企画部長、IP戦略室長、プロモーション室長などの要職にある。社外取締役では、東映の代表取締役社長就任が内定している手塚治氏が就く。
またこのタイミングで、取締役会長の森下孝三氏、専務取締役の久保田譲氏、常務取締役の清水 慎治氏が退任することも決定した。
森下氏は1948年生まれ。1970年に東映動画(現東映アニメーション)に入社後、演出を経て、プロデューサー、そして会社経営と東映アニメーションを支えてきた。プロデューサーとして『聖闘士星矢』、企画として『ドラゴンボール』などのヒット作がある。2014年より取締役会長を務めている。日本のアニメ業界の重鎮でもある。