国内アニメ製作大手の東映アニメーションは、2018年4月1日付で組織の一部を変更する。なかでもアニメ製作の要となる企画製作本部の企画部署が三部体制に再編されたのが大きな変更となった。
これまで映像企画は、テレビアニメ中心のテレビ企画部、CGアニメにフォーカスした映像企画部のふたつから構成されている。このうちテレビ企画部を第一映像企画部に、映像企画部を第二映像企画部に改称する。
さらに新たに第三映像企画部を設置する。第三映像企画部は、主に「ドラゴンボール」シリーズを担当する。「ドラゴンボール」は東映アニメーションのなかでも最もビジネスが大きな作品である。独立させることで、さらに積極的にビジネス開発を進めることになりそうだ。
第一映像企画部の下には、第一映像企画室、海外映像企画室、映像企画管理室が設けられている。第二映像企画部には、第二映像企画室とメディア企画室が置かれる。
第一映像企画部長は、テレビ企画部長兼映画室長である執行役員の鷲尾天氏が、映像企画管理室長と合わせて担当する。第二映像企画部長兼第二映像企画室長は映像企画室プロデューサーである野口光一氏が新たに就く。そして第三映像企画部長は、執行役員で業務推進部長の鈴木篤志氏が就任する。
また映像企画部長兼映像企画室長の松井俊之氏が、企画開発スーパーバイザーに移動する。
東映アニメーションは、この他、製作管理部と大泉スタジオ総務部分室をスタジオ管理部として統合する。また総務部と人事労政部を、総務人事部として統合する。