「東京アニメアワードフェスティバル 2018」が、2018年3月9日から13日まで東京・池袋地区で開催される。東京国際アニメフェア」の東京アニメアワードを源流に2014年にスタート、18年に5回目を迎える。日本のアニメ文化の発信と振興、さらに海外のアニメーションの紹介と交流に大きな役割を果たしている。
そのイベントのイメージを広く伝える2018年のメインビジュアルがこのほど発表された。アニメーター、演出、イラストレーターとして活躍する平松禎史氏が手がけたものだ。メインビジュアルは、今後、映画祭の公式サイトや告知ビジュアルで活用される。
平松禎史氏、「エヴァンゲリオン」シリーズなどで活躍する日本を代表するアニメーターとして知られる。『彼氏と彼女の事情』や『アベノ橋魔法☆商店街』などではキャラクターデザインも手がける。
2016年に大ヒットとなった『ユーリ!!! on ICE』では、個性たっぷりのキャラクターたちが多くファンを魅了した。2017年の東京アニメアワードフェスティバルではアニメーションスタッフの仕事を顕彰するアニメ オブ ザ イヤーのアニメーター賞を受賞している。そうした縁も今回の起用につながったようだ。
何気ない仕草に色っぽさを醸し出す平松禎史氏のキャラクターだが、今回のビジュアルでは躍動する子どもたちを描いている。東京らしいアイコンを背景に5人の子どもが飛び回る。
平松氏は制作にあたり、「東京らしさ、アニメらしさを念頭に、明るくて前向きな感じのする絵にしようと考えた」という。
映画祭期間中は、世界各国から応募された作品のなかから優秀作品を選ぶコンペティション、日本のアニメーションに貢献した人々を顕彰する功労賞などが設けられる。人気アニメの上映や、様々な特集企画も用意される。平松氏の描いたメインビジュアルは、そんなお祭を盛り上げるのにも、一役買いそうだ。
東京アニメアワードフェスティバル 2018(TAAF2018)
2018年3月9日(金)~13日(月)
http://animefestival.jp/ja/
会場: 東京・池袋など
主催: 東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
共催: 東京都