「銀河英雄伝説」中国で実写映像化 3部作で2020年公開目指す

企業ニュース

 作家・田中芳樹の傑作スペースオペラ『銀河英雄伝説』のアクティブなメディア展開が進んでいる。2018年4月からスタートする新作アニメシリーズ『銀河英雄伝説 Die Neue These』の制作が国内で進んでいるが、海を越えた中国でも本作の映像化企画が進んでいることが明らかになった。
 『銀河英雄伝説』の総合ポータル「銀河英雄伝説 公式ポータルサイト」は、2017年11月1日付で、『銀河英雄伝説』の実写映像化決定を伝えている。中国の映像会社である稼軒環球映画が権利を獲得し、これを手がける。

 映像は3部作を予定しており、2020年に第1作の公開を目指す。原作は舞台が銀河系規模に及び、壮大な艦隊戦などもある。人気が高いなかで、これまでもアニメ化はあっても実写化はなかった理由でもある。今回はそれをどのようなかたちで映像化されるのか、興味の尽きないところだ。
 作品の監督や役者などの詳細は今回発表されておらず、劇場映画化になるか、配信向け、あるいはテレビ番組なのかなども言及されていない。今後のさらなる情報を待つことになる。

 稼軒環球映画は2015年に北京に設立された新進の映像会社で、映画とテレビ番組の製作をする。中国の政府系コングロマリット中国中信集団公司、中国最大の大手家電小売チェーン国美電器とも資本関係にあるという。
 代表の銭重遠氏はこれまでも多くの映画、テレビ番組をプロデュースしており、代表作に『狼图腾』、『大海啸之鲨口逃生』、『最爱』などのヒット作がある。今回は銭氏が、長年の『銀河英雄伝説』のファンであることから企画が実現したという。

 中国ではテレビや映画、インターネット配信のビジネスが急成長するなかで、番組の製作も増えている。しかし、作品の企画や原作が不足している。
 そこで近年は、日本のマンガやアニメ、ゲーム、小説の映像化権を購入し、中国で独自の製作を目指すことが増えている。映像化権の取引は活発だが、実際に全てが作品と完成するわけではない。これまで多くの日本コンテンツの映像化権が中国企業に販売されたが、それが発表されるのは稀だ。今回は日本側からも正式に発表がある数少ない例となった。

銀河英雄伝説 公式ポータルサイト
https://ginei.club/

関連記事

アーカイブ

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. ラディアン スタッフ
     2018年10月からNHK Eテレで、テレビアニメシリーズ『ラディアン』の放送がスタートする。空か…
  2.  9月30日(日)に、東京・渋谷のLOFT9 SHIBUYAにて「日米アニメコミックビジネスの今」と…
  3. 『オービタル・クリスマス』
     2018年6月30日0時からスタートした短編SF映画のクラウドファンディングが、ロケットスタートを…
ページ上部へ戻る