2年に一度開催される広島国際アニメーションフェスティバルの2018年の日程が定まった。8月23日(木)から27日(月)まで5日間、広島市内のJMSアステールプラザをメイン会場として実施する。
広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会、広島市、公益財団法人広島市文化財団が主催、さらに国際アニメーションフィルム協会日本支部(ASIFA‐Japan)が共催する。期間中は各国からの応募作品を対象にしたコンペティション、特集上映、プレゼンテーション、さらに展示やエデュケーショナル・フィルム・マーケットなどの企画も用意される。
広島国際アニメーションフェスティバルは、1985年にスタートした。世界には多くのアニメーション映画祭があるが、歴史の古さでは指折りだ。長い歴史だけでなく、質の高さでも定評がある。前回第16回(2016年)には、世界78ヵ国・地域から2248作品もの応募があった。アヌシー、オタワ、ザグレブと並び世界4大アニメーション映画祭と称される理由でもある。
映画祭は作家性の高い作品が中心となっており、コンペティションには長編はなく、短編部門のみとなっている。また2年に一度ということもあり、幅広い作品が集まる。作品の募集要項もすでに発表されている。2018年2月1日から4月1日(必着)を受付期間としている。郵送だけでなく、オンラインでの応募も可能だ。
応募された作品の中から、審査を通過した作品を公式上映する。さらに映画祭期間中にグランプリ、ヒロシマ賞、デビュー賞、木下蓮三賞、観客賞の各賞が選ばれる。
映画祭の特集企画も一部発表されている。近年の世界の秀作・傑作を集める「ベスト・オブ・ザ・ワールド」、日本で観る機会の少ない短編を集めた「アニメーション・フロム・ザ・ワールド」、世界の学生作品を集めた「学生優秀作品特集」など。グローバルに目を広げたものが多い。
平和や子どもがテーマになるのも、広島ならではであろう。「平和のためのアニメーション」、「子どものためのアニメーション」、「世界の子供たちが作るアニメーション」もある。
毎回、参加型の企画も多数実施される。詳細は、映画祭の公式サイトで随時更新される。
広島国際アニメーションフェスティバル
http://hiroanim.org/ja2018/