10月月23日から26日まで開催される国際コンテンツ見本市Japan Content Showcase (JCS)が今年も盛り上がりそうだ。
事務局によれば、本年の出展者ブースの販売数が前年比で20%増となり、過去最高となった。アジアを代表する国際コンテンツマーケットとして期待が高まっているためとしている。
JCSは東京国際映画祭の併設マーケットとして、2003年にスタートしたTIFFCOM、東京国際ミュージックマーケット(TIMM)、東京国際アニメ祭(TIAF)を統合した国際見本市として毎年秋に開催されている。ワンストップで、映画、テレビ番組、アニメーション、音楽などのグローバルビジネスが可能なことから活用され、年々規模を拡大している。 2016年は、国内232、海外124の企業・団体の出展があり、18330名が来場した。
本年も引き続き、出展ブースのほか、セミナーやスクリーンニング、ビジネスセミナー、ネットワーキングの機会が設けグローバルビジネスの活性化を目指す。また本年はビジネスマッチング商談会を開催する。
展者ブースの販売数増加は、今年よりTIFFCOM/TIAFのメイン会場を東京・お台場から池袋のサンシャインシティ コンベンションセンターに移動したことも理由とみられる。昨年までのお台場は会場スペースをぎりぎりまで利用し、拡張が困難であったが、新会場になったことで新たなスペースが確保できるようになったためだ。
加えて、新興国での映像ビジネスや、世界的な映像配信の拡大が、アジアの映像コンテンツの関心を高めていることも理由にありそうだ。アジアで有数の規模を誇るコンテンツマーケットであるJCSへの関心も高まっている。
国内を代表する映像産業として、アニメ関連企業の参加が多いのもJCSの特徴である。本年の出展企業にも、映画会社、放送会社に加えて、多くのアニメ企業がブースを出展する。
参加企業リストには、アニプレックス、エイベックス・ピクチャーズ、絵梦、バンダイビジュアル、クランチロール、ディーライツ、ジェンコ、日本アニメーション、ぴえろ、プロダクション IG、サンライズ、STUDIO4℃、手塚プロダクション、トムス・エンタテインメント、東映アニメーションといった名前が見られる。
JCSは音楽部門となるTIMMのみ2017年10月23日から25日まで渋谷 エクセルホテル東急で、TIFFCOM/TIAFは10月24日から26日までサンシャインシティ コンベンションセンターで開催される。
来場登録料は9月7日までの早割登録で13500円(税込)、通常登録料金20250円。バイヤー登録は早割で10800円、通常登録料金が16200円となる。
Japan Content Showcase 2017 (JCS 2017)
http://www.jcs.tokyo/ja/