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Netflix オリジナル作品を中国にライセンス供給 ドラマやアニメーション等
- 2017/4/29
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定額映像配信サービスで世界最大のNetflixが、中国の大手映像配信会社愛奇芸(アイチーイー)と連携することになった。2017年4月28日、Netflixとアイチーイーの両社が発表した。
Netflixは同社のオリジナル番組の中国での配信権をアイチーイーにライセンスする。アイチーイーは自社の映像プラットフォームで、Netflixのオリジナルドラマを配信する。
配信タイトルには、SFシリーズの『ブラックミラー』やSFホラーの『ストレンジャー・シングス 未知の世界』といった人気作品が挙げられている。いずれも中国でも、他国と同様のプレミア同時配信を実現する。
作品の本数や規模の詳細は明らかにされていないが、ドラマの他、アニメーション、ドキュメンタリー、リアリティショウと幅広いジャンルをカバーする。Netflixが世界独占配信をする日本のアニメも今後、このなかに入ってくる可能性もありそうだ。
Netflixは米国に拠点を持つ、映像配信のプラットフォーム。月額定額課金で番組見放題サービスを武器に急成長を続けている。現在は世界190ヵ国以上で、1億以上の有料会員を持ち、この分野で世界最大だ。
しかし、中国ではインターネット配信サービスは中国資本の企業のみの認可制度となっており、Netflixはこれまで進出できていなかった。Netflixはオリジナル番組の全世界の配信ライセンスを持つため、これらの番組は中国で視聴が出来ない。今回は、中国向けの配信権をNetflixがアイチーイーに販売することでこれを実現する。中国企業を挟むことで間接的に、Netflixは中国進出を実現する。また、Netflixは中国における海賊版の抑制も期待する。
アイチーイーは、中国で有数の映像配信サービスで、4億7400万人のユーザーを持つ。また有料配信サービスにも力を入れており、会員数は2000万人を超える。Netflixのオリジナル作品を加えることで、番組ラインナップの充実につなげる。