電子書籍の取次のメディアドゥが、マンガ関連のウェブ事業を拡大する。2017年1月24日、メディアドゥは、株式会社マンガ新聞の全株式を取得、子会社化したと発表した。取得価額は公開されていない。
株式会社マンガ新聞の資本金1138万円、実業家の堀江貴文氏や株式会社コルク代表取締役の佐渡島庸平氏が2015年3月に設立、マンガ書評サイトの「マンガHONZ」とマンガ情報サイトの「マンガ新聞」を運営している。マンガに特化したウェブメディアが少ない中で、マンガ情報の発信を担ってきた。
メディアドゥは、電子書籍取次の有力会社。国内の取次事業の拡大の一方で、海外展開やビューアアプリに開発、書籍の要約サービスなどの多角化を目指している。
今回は電子書籍ビジネスのなかでも存在感の大きなマンガ分野に目をつけた。「マンガHONZ」は、マンガ書評を切口に、堀江貴文氏や佐渡島庸平氏らを中心に作品をレビューする。ニュース情報が中心のポップカルチャーサイトが多い中で異色の存在だ。「マンガ新聞」は、よりマンガ関連の最新ニュースを発信している。
メディアドゥはマンガ新聞社を子会社化することで、マンガメディアの事業拡大を推進するとしている。マンガ情報の発信を通じて、電子書籍の流通量拡大を目指す。
マンガHONZ http://honz.jp/manga
マンガ新聞 http://www.manga-news.jp/