タテ読み作品を中心にデジタルマンガを展開するナンバーナインが、2024年12月にIT大手のLINE Digital Frontierと資本業務提携をした。オリジナル作品の開発と世界展開に向けた取り組みで協力するとしている。
ナンバーナインは2016年11月にマンガ分野のベンチャー企業として設立された。2022年以降に進出したタテ読みの企画・制作で急成長しており、幅広くデジタルマンガを手がける。
LINE Digital Frontierは、LINEヤフーグループのデジタルマンガ事業会社で、デジタルマンガのプラットフォーム「LINEマンガ」、またデジタルマンガ販売の「ebookjapan」も運営する。この分野の国内大手となる。
ナンバーナインは有力企業からの出資と提携で、成長を加速する戦略をとってきた。これまでにもフィールズ、カヤック、サイバーコネクトツーなどと資本業務提携を結んでいる。2021年12月にはIT企業INCLUSIVEの子会社となっている。今回も、こうした成長戦略の一環になる。
ナンバーナインのヒット作では、現在『神血の救世主』、 『俺だけ最強超越者』 が6言語配信され人気なるなど海外展開を進めている。今後も世界市場での人気獲得を狙うが、そのなかでデジタルマンガの海外配信を得意とするLINE Digital Frontierと協力することで世界展開のスピードアップを狙う。