2018年6月4日、テレビ東京ホールディングスは、グループ会社エー・ティー・エックスの役員体制の変更を発表した。アニメ専門チャンネルAT-Xを運営するエー・ティー・エックスでは、代表取締役社長が交代する。
現代表取締役社長の岩田圭介氏が相談役に異動、現取締役副社長の小川浩氏が社長に昇格する。またテレビ東京のアニメ局長(6月27日付でコンテンツ本部長に昇格)である川崎由紀夫氏は、非常勤取締役を退任する。6月25日の株主総会の決議をもって異動となる。
エー・ティー・エックスは、アニメ専門のCS放送局事業を目的に2000年に設立された。視聴者獲得競争の激しいアニメ専門チャンネルのなかで、コアファン層、女性ファン層をターゲットにする差別化にて独自のポジションを築いていきた。
近年は、製作出資やイベント事業などアニメを核にした多角化展開を図っている。直近の年間売上高は約60億円。
現社長の岩田氏はテレビ東京出身。コンテンツ事業局でアニメ事業に携わった後にエー・ティー・エックスに移った。2009年に代表取締役社長に就任、9年間にわたり現在の路線を推進してきた。
新社長の小川浩氏もテレビ東京出身である。動画配信会社の影響力が高まるなかでのエー・ティー・エックスのかじ取りを任される。