アニメーション制作の老舗2社が協力して、高品質な作品の安定的な制作を目指すことになった。2024年10月11日、アニメーション制作の大手ぴえろと撮影や編集・ポストプロダクションの大手旭プロダクションが業務提携契約を締結した。
共同プロジェクトの推進するほか、人材などの共有もする。両社が協力することで、高品質な作品を安定的に制作できる体制を整えるとしている。
ぴえろはタツノコプロ出身の布川郁司氏らが設立したアニメスタジオで、1979年の創業から40年以上の歴史を持つ老舗。初期の代表作『魔法の天使クリィミーマミ』のほか、『NARUTO』、『BLEACH』、『おそ松さん』など数々のヒット作を制作してきた。長期にわたってシリーズを手がけることに定評がある。
現在の上田憲伯氏が代表取締役社長の3代目で、今年7月に就任したばかり。同じ7月には新たな制作ブランド「PIERROT FILMS」も立ち上げた。新体制になり積極的な展開に乗り出す。
また旭プロダクションも、1979年創業と長い歴史を持つ。創業当初はアニメの撮影を中心としており、現在もこの分野で業界大手となっている。さらにCG、編集、作画などに業容を広げている。
現在は総合アニメーション制作会社として、アニメ全体を作りだす元請作品もある。『魔法少女にあこがれて』、『B-PROJECT〜熱烈*ラブコール〜』といった作品が放映されている。