『NARUTO』や『BLEACH』など数々の人気アニメを制作してきたぴえろの経営トップが新しい体制となった。ぴえろは2024年7月31日付で、新しい代表取締役社長として取締役営業統括であった上田憲伯氏を選出した。
代表取締役社長であった本間道幸氏は、取締役会長に異動した。また専務取締役の逸見圭朗氏も、今回から新たに代表権を持つ。上田氏と逸見氏の代表取締役2人体制となる。
ぴえろは1979年に、タツノコプロ出身の布川郁司氏が創業した老舗のアニメスタジオである。『うる星やつら』や『魔法の天使クリィミーマミ』などのヒット作で注目を浴び、『NARUTO -ナルト-』や『BLEACH』、『おそ松さん』、『東京喰種トーキョーグール』といったヒット作を長年、作り続けてきた。国内の老舗かつ有力スタジオの一角となっている。
2012年に創業社長の布川郁司氏に代り、本間道幸氏が代表取締役社長に就任、今回の上田憲伯氏が3代目の社長となる。上田氏は2000年にぴえろプロジェクトに入社、 その後主力作品の版権営業や商品化、イベント企画、 キャンペーン営業などを担当してきた。さらに営業統括として『キングダム』、『おそ松さん』、『BORUTO-ボルト-』などの番組企画、ビジネス戦略などを担当してきた。
代表取締役専務の逸見圭朗氏は、みずほ銀行出身で企業ファイナンスを通じてぴえろとビジネス面で関わるようになった。2011年にぴえろに入社し、ファイナンスや財務のプロとして会社を支える。
今後は新しい経営体制で、老舗のアニメスタジオが未来を築くことになりそうだ。