宮崎駿の初監督作品として広く知られてきたアニメシリーズ『未来少年コナン』が、新たなかたちになって2024年5月に登場する。タレントマネジメントのホリプロは、2024年5月と6月に、東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウスにて舞台『未来少年コナン』を上演すると発表した。
演出は村上春樹の小説『ねじまき鳥クロニクル』を舞台化したこともあるイスラエルの演出・振付家のインバル・ピントが演出、振付、美術を、フランスのパフォーマーのダビッド・マンブッフも演出を担当する。今後発表される出演陣と共に、アニメの傑作がどのように舞台かされるかが注目されそうだ。
『未来少年コナン』は1978年に日本アニメーションが制作したテレビアニメ、NHKで放送され人気を博した。若き日の宮崎駿が演出(監督)を務め、宮崎の初監督作品となった。大塚康生、高畑勲、山本二三など錚々たる名前がスタッフに並ぶ。
最終戦争後の地球を舞台に、それでもまだ争いを止めない人々たちのなかで主人公の野生児コナンが冒険アドベンチャーを繰り広げる。アニメ史における傑作とされる作品だ。
ホリプロは演劇やミュージカルの舞台の企画制作・上演を主要事業のひとつとしている。代表作『ピーター・パン』といった翻訳舞台だけでなく、独自作品の企画制作にも力を入ている。人気漫画を原作にしたオリジナル作品『デスノート THE MUSICAL』は、海外にもライセンスしている。
舞台『未来少年コナン』は2024年5月、6月に上演後、ツアーも予定している。詳細は今後発表とのことだ。
舞台『未来少年コナン』
https://horipro-stage.jp/stage/fbconan2024/
演出・振付・美術:インバル・ピント
演出:ダビッド・マンブッフ
脚本:伊藤靖朗
音楽:阿部海太郎