芸能事務所大手のホリプロが、所属タレントの海外進出にアクセルを踏む。2018年6月11日に、「海外に通用するスペシャリスト」を掲げた新会社ホリプロインターナショナルの設立を明らかにした。
代表取締役はホリプロ代表取締役社長の堀義貴氏が兼任。また取締役には経営企画本部担当の吉田正通氏のほか、矢田部行庸氏、金成雄文氏の3人が就任した。
新会社は「インターナショナル」の名前のとおり、海外事業を積極的にてがける。特にアジア圏を中心に音楽アーティスト、声優の活動の場を広げる。
新会社設立にあたっては、音楽アーティスト・声優部門のマネジメントの一部を新会社に移した。このなかには国内だけでなく、海外での活動が広がる所属アーティストの名前が並ぶ。大木貢祐、大橋彩香、木戸衣吹、京香、JUVENILE、田所あずさ、特蕾沙、DJ YURiA、巴奎依、中村瞳子、二ノ宮ゆい、畠山航輔、Machico、松永あかね、May’n、Liyuu、和島 あみらである。
『マクロスF』のアニソンアーティストオーディション出身のMay’nは、早くから海外活動を広げており、海外でも大きな人気を誇っている。大物アーティストの異動は、ホリプロインターナショナルの事業に相当の力がはいっていることを感じさせる。
田所あずさはホリプロの次世代声優アーティストオーディションでのグランプリ受賞者。現在は声優、アニメソンアーティストして幅広い活躍を続ける。大橋彩香、木戸衣吹、Machicoも、声優やアニメ分野での活躍が目立つ。
これまでの海外での活躍は、世界で人気の高いアニメと結びついたアーティストが中心だ。ホリプロインターナショナルも、まずこの分野から実績を積み重ねていくことになるだろう。そうした成功体験を広げ、さらに新しいアーティストの発掘・育成につなげられるかが、今後の鍵になる。
ホリプロインターナショナル http://www.horipro-international.com/