2022年にスタートしたアニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン」の第2回開催が発表された。2024年8月14日~18日までの5日間、広島市内JMS アステールプラザを会場に実施される。
「ひろしまアニメーションシーズン」はひろしま国際平和文化祭のひとつとして2022年にスタート、隔年開催としているため2024年が第2回となる。映画祭は「アカデミー」「コンペティション」「アワード」の3つを柱に実施し、アニメーションやメディア芸術を通じて次世代の育成を目指す。
2022年の映画祭はいくつものプログラムから構成され、高い評価を受けた。さらに今回は開催決定に合せて、新たな情報も発表された。
ひとつはひろしまアニメーションシーズンが米国アカデミー賞公認となったことだ。これにより短編コンペティションのグランプリ受賞作品は、米国アカデミー賞短編アニメーション部門への応募資格を自動的に獲得する。応募者にとっては魅力が大きく、コンペティション部門のさらなるレベルアップも期待出来る。
またコンペティション部門の構成も変わる。第1回は短編・長編を区別することなく「環太平洋・アジア」「ワールド」の2部門としていたが、これを「短編」、「長編」、「環太平洋アジアユース」、「日本依頼作品」の4つに分ける。かなり大きく変ることになる。若い才能の発掘や“日本”の作品も広くカバーすることを目指す。コンペティションの募集は12月1日よりスタート、4月14日まで。
またアニメーション作家や専門家が広島に滞在しながら制作をする「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)」の第2回も決定している。世界から3名を招聘し、アートを通じて地域とも交流する。こちらの募集も12月1日より開始、2024年1月31日まで受け付ける。
ひろしまアニメーションシーズン 2024
https://animation.hiroshimafest.org/
2024年8月14日~8月18日
会場:JMS アステールプラザ(広島市中区加古町 4-17)