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ウェブ発のガンダムアニメ「サンダーボルト」、第2シーズン決定 2017年春に再び
- 2016/11/18
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「機動戦士ガンダム」の新作アニメをウェブ配信からスタートする、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』はそんな野心的な試みで始まった。初出しはネットを通じた有料配信、長さは各話20分程度、シリーズ初のETS配信(セル配信)も実施、4KのBlu-ray商品発売と、作品のクオリティの高さもさることながら、ビジネスの取り組みも新しさに満ちていた。
これが大ヒットとなり、2016年6月には新規カットを加えた長編作品『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』がイベント上映されるほどだ。こちらも熱いファンに支えられ、大好評を博している。
この人気を受けて、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の第2シーズンが製作されることが発表された。2017年春にスタートする。
アニメシリーズは、サンダーボルト空域で決着と一年戦争の終りまでをきっちりと描いたが、太田垣康男が「ビッグコミックスペリオール」(小学館)に連載する漫画原作には、まだまだ先のストーリーが存在する。第2シリーズは続編としているため、それらがアニメになると考えていいだろう。
また監督・脚本は前回ハードなストーリーと細密、かつ骨太な映像を実現した松尾衡が続投する。音楽もジャズにポップと七変化するメロディーを巧みに操る菊地成孔が引き続き起用される。11月18日に公開された特報では映像の魅力の一部も明らかになった。
アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は、ウェブスタートのシリーズとして全4話で構成される。2015年12月をスタートに、16年4月まで順次公開された。
ウェブスタートのアニメは立ち上がり時の認知度の不足が課題になるが、宇宙世紀ガンダムの新作との話題づくりでこれを乗り越えた。さらに定額見放題などが広がるなかでの各話課金も、質の高い作品でこなす。テレビ放送を考えないことで実現できる表現に挑むなど、次々に挑戦する。新しいアニメビジネスを作り出した作品としても記録に残るに違いない。
第2シーズンのリリース形態は、まだ明らかにされていない。第1シーズンの成功を踏襲し、さらに発展させた取り組みを期待したいところだ。
アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』 http://gundam-tb.net/
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