2020年8月15日に全国公開をスタートした『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」III.spring song』が好調なスタートを切った。各劇場が新型コロナ感染症拡大対策を取るなかで、大ヒットとなった前作同様の高い数字となった。
公開最初週末2日間の興行収入は4億7489万円、動員数は27万4000人である。動員数では大ヒットとなった前作『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅱ.lost butterfly』とほぼ同じだ。週末興行ランキングでは、興行収入、動員数とも1位になった。
本作は原作の人気ヴィジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』を新たにアニメで描く、劇場3部作。アニメーション制作をハイクオリティで定評のあるufotableが担当、監督は3部とも須藤友徳が務めた。
当初から高い注目を集めており、第1部『presage flower』は興行収入15億円、第2部は 『lost butterfly』16.6億円、109万を動員している。今回は3部作の最終章にあたることから、これまで以上に大きな盛り上がりが期待される。
配給はアニメ製作の大手アニプレックスが自ら手がける。人気作品の一方で、公開館は156館とこれまで同様抑えた数になっている。
新型コロナ感染症拡大と拡大対策で、劇場では通常より大幅に座席数を減らしており、興行への影響も心配されたが、勢いは前作を引き継ぐ。全ての上映回でチケットが完売した劇場もあった。
今後は8月22日(土)に、大ヒットを記念した舞台挨拶特別興行ライブビューイングの実施も予定する。またファンに人気の来場者特典も多彩なアイテムを用意する。夏休みと学生の動員も期待できるだけに、今後も興行収入の伸びが期待できそうだ。
『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」III.spring song』
https://www.fate-sn.com/