スタジオジブリとNHK長編アニメ「アーヤと魔女」発表 カンヌ公式セレクションにも

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 2014年夏公開の『思い出のマーニー』以来、6年半ぶりにスタジオジブリが国内スタジオで制作する長編アニメが公開される。NHKとスタジオジブリは、宮崎吾朗監督による長編作品『アーヤと魔女』を2020年冬にNHK総合テレビで放送する予定だ。
 『アーヤと魔女』は、英国作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの同名の児童小説を原作にする。ジョーンズの小説からは『ハウルの動く城』も、宮崎駿監督により劇場アニメ化され2004年に公開されている。魔女とは知らずに育った少女アーヤが、魔女に引き取られて一緒に暮らすことになるファンタジックな物語である。

 宮崎吾朗監督のほか、企画を宮崎駿が担当した。プロデューサーは長年スタジオジブリを支えてきた鈴木敏夫氏が務める。
 また今回は全編を3DCGで制作する。宮崎吾朗監督はテレビシリーズ『山賊のむすめローニャ』でもポリゴン・ピクチュアズと共にCGアニメに挑んでいる。こちらは2014年にNHKで放送されているが、引き続きCGでのアニメ表現の可能性に挑む。

 かねてより、宮崎悟朗監督がスタジオジブリ内でCGによる新作アニメを制作中と伝えられてきた。制作の進捗具合から、同じく制作中の宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』より先に公開されるとの見方もあった。今回の発表はそれを裏付けたかたちだが、劇場公開ではなくNHKでのテレビ放送というのがサプライズだ。
 また作品の製作にあたっては従来のような製作委員会は組まれていない。制作・著作はNHKと関連会社のNHKエンタープライズ、さらにスタジオジブリのみがクレジットされている。作品の今後の展開や、ビジネス周りではNHKの役割が大きくなると見られる。また海外販売・配給はフランスのワイルド・バンチが担当する。

 一方で同日(現地時間)に、フランスのカンヌ国際映画祭は第73回にあたる今年の公式セレクション作品のひとつに本作を選出した。本来であれば映画祭でのワールドプレミアが期待されたところだが、本年は新型コロナ感染症の影響を受けて現地での上映イベントは開催されない。
 公式セレクションはカンヌでの上映の代替として「カンヌレーベル」として、世界各国の映画祭で上映される。詳細はまだ明らかでないが、こちらの発表が今後期待される。

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