「庵野秀明展」国立新美術館で開催、アマチュア時代から現在までを一望

庵野秀明展

 東京・六本木の国立新美術館にて2021年10月1日から12月19日まで「庵野秀明展」を開催する。庵野秀明は「エヴァンゲリオン」シリーズや『シン・ゴジラ』などで社会的なムーブメントを巻き起こす映像界の巨人だ。
 展覧会はアマチュア時代から現在までの庵野の様々な活動を網羅し、一望する。展示品には直筆のメモやイラスト、脚本、設定、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画からミニチュアセッといった膨大な制作資料が含まれる。
 資料と共にアニメーター時代の作品や、監督やプロデューサーとして携わる最新の仕事から創作活動の秘密に迫るとしている。

 庵野秀明は1960年山口県宇部市生まれ。学生時代からのSFや特撮、アニメのファン活動を経て、アニメーターのキャリアに進む。『風の谷のナウシカ』や『劇場版 超時空要塞マクロス』などに参加した。88年に『トップをねらえ』で商業作品で本格的な監督となり、その後『ふしぎの海のナディア』総監督に。95年に監督したテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で一躍名をあげ、代表作とした。
 2007年からの新劇場版エヴァンゲリオンシリーズ、特撮映画『シン・ゴジラ』など実写やプロデューサーに領域を広げながら積極的に活動する。現在は企画・脚本の『シン・ウルトラマン』、監督・脚本の『シン・仮面ライダー』が控えている。製作会社カラーの代表取締役も務める。

 庵野秀明の手がけた作品は様々なかたちで企画展示会が開催されてきたが、庵野自身に企画に絞った展覧会は今回が初だ。近年は高畑勲、富野由悠季といったアニメーション監督をテーマにした展覧会が相次ぎ、アニメーション演出家の研究が活発になっている流れも影響していそうだ。国立新美術館がアニメーション監督の特集をするのは2017年の「新海誠展」以来、2回目になる。
 また2014年には、東京国際映画祭にて「庵野秀明の世界」が特集されている。こちらは過去からの主要作品を網羅した上映で、映像から庵野を追った。今回の企画展では資料を軸に庵野秀明を知ることになる。

庵野秀明展 (HIDEAKI ANNO EXHIBITION)
https://www.annohideakiten.jp/
2021年10月1日~12月19日
会場:国立新美術館 企画展示室1E
主催:国立新美術館、 朝日新聞社、 日本テレビ放送網、 文化庁、 独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:DNP大日本印刷
企画協力:カラー、 グラウンドワークス:、 アニメ特撮アーカイブ機構

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