TOKYO MX、2020年春期の番組改編 アニメは新作30本以上放送

テレビ

 東京地区の地上波UHF局の東京メトロポリタンテレビジョン(Tokyo MX)は、2020年4月以降も、引き続きアニメ番組に力をいれている。
 3月24日にTOKYO MXは、20年春の改編情報としてアニメ編成を明らかにした。アニメラインナップの豊富さで知られるTOKYO MXだが、今回の発表でも週に30本もの新作を放送予定だ。「アニメのTOKYO MX」は健在だ。

 番組は月曜日から日曜日の深夜帯に毎日枠が設けられている。なかでも月曜日深夜、日曜深夜は各6作品、土曜日深夜は5作品が並ぶ。土曜日から月曜日の深夜はほぼアニメで埋め尽くされる。
 『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season』、『新サクラ大戦 the Animation』、『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』、『本好きの下剋上』など人気アニメも数多い。
 なかでも注目されるのは、Netflixオリジナルアニメの『ULTRAMAN』、Amazonプライム・ビデオ独占の『無限の住人-IMMORTAL-』が初めてテレビ放送にかかることだ。クランチロールオリジナルアニメの『神之塔 -Tower of God-』も編成されている。配信系シリーズアニメのテレビ放送の受け皿としてもTokyo MXは積極活用されている。

 テレビアニメの深夜放送は、多くの場合番組の放送枠を製作委員会など製作者が自らからCMスポンサー枠を負担することが多い。このためスポンサー料が高い地上波キー局より料金が低いTOKYO MXでの放送が好まれる。TOKYO MXでも、アニメを強みとすることで、これに積極的だ。
 2020年は、これまで拡大を続けてきたテレビアニメの制作本数が減少傾向と言われている。しかし、TOKYO MXではまだまだメインコンテンツとなっている。

 また東京MXでは2020年4月1日付で、組織改編もしている。このなかで事業本部にあるアニメ事業局は、事業局に統合される。4月からは事業局アニメ事業部となる。

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