新千歳空港国際アニメーション映画祭の2020年のスケジュールが、このほど発表された。毎年秋の開催としているが、今年はやや遅めの11月20日(金)から11月23日(月・祝)の4日間となる。寒さの厳しい北海道だけに、これまで以上に冬装備が必要となりそうだ。
期間中は短編・長編の各コンペティション作品のほか、招待上映、展示、体験イベントな多彩なプログラムが用意される。最終日には、コンペティションの各アワードが発表され、大きく盛り上がるだろう。
新千歳空港国際アニメーション映画祭は、国際交通のハブとなる施設を利用して、世界のアニメーション関係者が最新情報と国際的な出会いを共有できる場を目指して2014年に始まった。今年で7回目を迎える。
交通の至便性の加えて、空港内にシネコンやシアター、ホテル、飲食店、広場などが揃う特徴を活かすことで、コンパクトで充実した映画祭として好評だ。昨年は期間中に過去最高の4万3000人の動員となった。
プログラムの充実でも近年ますます注目を集めている。コンペティションは短編部門、長編部門を中心に学生部門や国内作品、音楽作品などいくつものカテゴリーを持つ。さらにGIFやVR、モーションコミックなどの新分野も積極的に受け入れる。2020年はさらにギャラリーなどの上映展示向けのインスタレーション作品も応募対象とする。
セレクト作品に加えて、こうした先進的な取り組みが、新千歳の特徴となっている。近年、急激に評価を高めている理由だ。2019年には短編部門で世界84ヵ国・地域2191作品、長編部門で30ヵ国・地域50作品と、世界四大アニメーション映画祭に匹敵する応募になっている。
コンペティション作品の応募受付は、2020年4月20スタート。短編部門は6月30日に締め切り、8月末にノミネートを発表する予定。長編部門は7月31日に締め切り9月末の発表を予定する。
第7回新千歳空港国際アニメーション映画祭
http://airport-anifes.jp/
2020年11月20日(金)~11月23日(月・祝)
新千歳空港ターミナルビル(新千歳空港シアター他)