アニメイトガールズフェス来場者10万人突破 メイン会場に4万人
- 2019/11/19
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アニメやゲームなどを好きな女性をターゲットにした大型イベント「アニメイトガールズフェスティバル(AGF)」が、今年も11月9日(土)と10日(日)の2日間の日程で東京・池袋を会場に開催された。主催者のアニメイトガールズフェスティバル実行委員会は、2019年の来場者数が10万355人に達したと発表した。
昨年の来場者数8万6293人を11%上回る過去最大の人出となった。10万人突破も史上初で2010年の初開催から10周年を勢いのある数字で飾った。また各企業がブース出展する池袋・サンシャインシティに設けられたメイン会場の来場者数は4万438人、前年の3万7896人から6.7%増だった。こちらも過去最大で、初めて4万人を超えた。
近年、池袋ではカルチャー関係の大型施設や店舗が続々誕生し、ポップカルチャーの集積地、発信場所として存在感を増している。またアニメやゲーム、声優の女性ファンは、相変わらず勢いがある。このふたつの追い風を受けるかたちで、AGFは成長してきた。
いまでは国内を代表するポップカルチャーイベントになっている。池袋の秋の風物詩でもある。
AGFは乙女のフェスティバルを掲げて2010年にスタートした。ゲーム、アニメのほか声優やグッズ、2.5次元など女性ファンに目配りするラインナップを特長とする。期間中は、関連商品の物販、噴水広場ステージの2日間で10プログラム開催するイベント、サイン会、コスプレなど様々な企画を用意する。
なかでも目玉になるのが、メイン会場ではある。各企業が最新作品・プロジェクトをアピールし、豊富なグッズもファンの目当てだ。昨年の121ブースに対して今年は127ブースと、引き続き好調だ。
成長を続けるAGFだが、今後もさらに拡大する可能性が高い。池袋を抱える豊島区が文化集積を目指して、会場の中心となる池袋駅東口地区の整備とイベントの呼び込みにとりわけ力を入れているからだ。
今年11月にはアニメイト本店のすぐ近くに複数の劇場を抱えるHareza池袋harevutaiがオープン、そして中池袋公園が再整備されるなど地域の魅力が増している。街を訪れる人の数は増加が見込まれる。AGFはいまやこうした池袋カルチャーの拡大を代表する存在とも言える。