IGポート経営体制再編 CEOに石川光久氏、COOに保坂嘉弘氏

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 アニメ製作の持株会社IGポートは、2019年8月27日付けで経営体制と陣容の再編を実行する。新たに最高責任者(CEO)と最高執行責任者(COO)の職務を設け、また取締役の人数を絞り込む。
 新設されるCEOには現代表取締役社長の石川光久氏が兼任、COOには取締役でグループの出版会社マッグガーデンの代表取締役会長でもある保坂嘉弘氏が就任する予定だ。さらに社外取締役として、NTTぷらら出身の板東浩二氏があがっている。8月27日開催予定の定時株主総会の承認を持って決定する。
 
 現在取締役の和田丈嗣氏(ウィットスタジオ代表取締役社長)、森下勝司氏(シグナル・エムディ代表取締役社長)、郡司幹雄氏(プロダクション IG取締役)は、IGポート役員から退任する。グループ会社役員として兼務していたが、各会社の業務に専念することになる。
 また社外取締役の2名、奥野敏聡氏(オー・エル・エム代表取締役社長)と安藤紘平氏も退任する。8月27日以降は、CEO石川氏、COO保坂氏のふたりの取締役と社外取締役の坂東氏の3人体制となる。
 坂東氏はNTT出身で、NTTぷららの代表取締役社長の経験もある。現在はコンテンツ投資ファンドのジャパンコンテンツファクトリーの代表取締役社長も務めている。NTTぷららは2018年5月にIGポートと業務提携を結び、石川光久氏、電通、日本テレビ放送網に次ぐ第4位(5.0%)株主となっている。

 今回は任期途中の役員人事の大幅な刷新と、やや異例なかたちだ。IGポートはグループ全体の迅速な経営判断と経営効率を高めるためとしている。
 この背景には先頃発表された2019年5月期通期決算で赤字に転落したこともありそうだ。赤字幅はアニメーション制作子会社が占める割合が高く、子会社経営管理プロジェクトを発足させたばかりだ。グループの役員をグループ会社専任としてアニメーション制作事業のてこ入れするともいえる。

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