北京でアニメイベント開催 ソニー・ミュージックがライブ体験で海外攻勢

ソニー・ミュージックエンタテインメント海外

 ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が、アニメやマンガ、ゲーム、J-POPなどをコンセプトにしたカルチャーイベントで海外攻勢を強めている。2019年3月22日、SMEは中国のOle Inspiration(OLE)と共に北京でポップカルチャーの総合イベントを開催すると発表した。
 イベントのタイトルはBICAF International Comic and Animation Festival 2019(BICAF2019)として、日本やアジア各国のアニメ・ゲーム・音楽・キャラクター・マンガ・ライトノベルなどをテーマにする。2018年8月に第1回が実施されており、4日間で約20万人の動員があった。今回は2019年11月9日、10日の2日間で12万人を見込む。
 OLEは中国でエンタテイメント分野のマーケティングを専門的にしている。現在はアニメコンベンションや展覧会、公演などのイベントにも事業領域を広げている。2回目となる今年はSMEが共催に加わることで、日本カルチャーの豊富なコンテンツの紹介にも力を発揮しそうだ。

 SMEによれば、北京ではファンがアニメなどの日本カルチャー直接関わる機会が少ない。そこでソニーミュージックグループが保有するアニメや音楽、ゲーム、キャラクターなどをファンが体験する場に提供するとしている。
 日本コンテンツの提供を掲げる一方で、日本だけでなくアジアコンテツも含むとしているのも特長だ。近年、成長が続く中国作品や他のアジア諸国の作品も取り入れることで、より幅広く、規模の大きなイベントを狙っていそうだ。

 現在日本のエンタテイメント企業は、人口が多く、成長が著しい中国市場への進出に意欲的だ。SMEはこれをライブイベントの実現で狙う。
 一方ライブイベントでの海外進出は中国に限られないテーマだ。SMEは過去10年以上、アジア地域を中心に積極的に海外でのライブイベント事業を展開してきた。シンガポールのAnime Festival Asia(現C3AFA)は、なかでもよく知られている。C3AFAは現在アジア各国で展開している。
 昨年はオーストラリアで日本アニメ事業の大手マッドマンをアニプレックスがグループ会社化した。これによりMadman Anime Festivalを自社関連イベントとした。また韓国・ソウルでもAnime Game Festival in Seoulをスタートした。
 国内ではファンがアニメを映像だけでなく、イベント参加などを通じて体験として楽しむ傾向が強まっている。それは海外のファンも同様だ。SMEグループは、自社のアニメ・音楽・ゲームなどをイベントを通じて世界に広げていく狙いを持っているようだ。

BICAF International Comic and Animation Festival 2019
http://bicaf.com.cn/
2019年11月9日(土)、10日(日)
China International Exhibition Center (CIEC)
Ole Inspiration Co.,LTD / 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

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