アニメ企画・製作の株式会社ツインエンジンが、2019年2月18日付けで本社を移転する。これまでは東京都杉並区でJR荻窪駅から徒歩数分に本社構えていた。これを都心の新宿区四谷本塩町に移す。
ツインエンジンのデジタル部、グループ会社で同じビルにあるアニメーション制作のジェノスタジオは、引き続き荻窪の残るとみられる。都心に移ることで、企画・製作部門のビジネスのアクセスを確保する狙いがありそうだ。
新本社は四ツ谷駅から市ヶ谷方向に徒歩に位置する。四谷・市ヶ谷地区は、これまでも有力なアニメ関連企業が集まるエリアになっている。
アニメ製作の大手アニプレックスやコミックス・ウェーブ・フィルム、映像パッケージのバップが本社を構えている。またアニメの企画展示やイベントでお馴染みの東京アニメセンター in DNPプラザも市ヶ谷から徒歩圏だ。
ツインエンジンは2014年設立とまだ4年あまりと新興のアニメ会社だ。しかし『どろろ』や『ペンギン・ハイウェイ』など話題作を次々に企画・製作し、業界の台風の目となっている。
複数のアニメスタジオをグループ会社としているが、それぞれ立地は異なる。スタジオの独立性、個性を維持しながら制作を進める体制となっている。