2月13日、玩具・フィギュアの壽屋(コトブキヤ)が2019年6月期第2四半期の決算発表をした。前年同期比で減収減益とやや厳しい結果となった。
売上高は41億3000万円(12.2%減)、営業利益7800万円(80.6%減)、経常利益5400万円(84.6%減)、当期純利益は3300万円(86.2%減)。決算内容を受けて、通期業予想も下方修正された。売上高は92億円から82億円、営業利益は7億5000万円から2億5000万円、経常利益は7億円から2億円、当期純利益は4億5500万円から1億3000万円にそれぞれ引き下げられる。
減収の要因のひとつは、前年同期にヒットしたアニメ『フレームアームズ・ガール』のヒットの反動だ。前年はブルーレイの売上なども計上されていた。また国内卸売販売のフィギュアやプラモデルの売上が減少した。
業績に貢献したのは「アリス・ギア・アイギス」と「メガミデバイス」のコラボレーション、「吾妻楓」のメガミデバイス仕様でのプラモデルなど。「フレームアームズ・ガール」関連商品も堅調だった。
国内売上高は19.5%の減少だったが、海外売上高は伸びている。アジア地域の売上は1億7300万円(46.2%増)、北米は1億600万円(39.5%)増。海外全体で1億7800万円と21.2%の伸びとなった。
ロサンゼルスのアニメエキスポ、サンディエゴのコミコン・インターナショナルの出展が盛況だった。またアジアではC3 AFA シンガポール 2018に出展した。アジア地域ではローカライズに注力した「メガミデバイス」シリーズが人気を博した。通期で海外売上比率は21.5%を見通している。