一般社団法人日本動画協会は、合同会社ダンデライオンアニメーションスタジオと株式会社ディー・ビジュアルが2016年9月1日付で準会員として入会したことを明らかにした。2社の加入で日本動画協会の正会員は37社、準会員は33社の合計70社となる。
日本動画協会は日本のアニメーション製作者の業界団体として、2002年に加盟20社でスタートした。アニメーション産業と文化の発展のため、様々な活動をしている。アニメーションの企画・製作、販売をする企業からなる正会員とアニメーション業界に関わる企業。団体からなる準会員から構成される。
ダンデライオンアニメーションスタジオは、2007年に設立、東京・練馬区に本社を持つ。テレビアニメや劇場アニメなど多くの作品の制作に参加、ファミリー向けを得意としている。またキャラクターの2次展開も得意としている。中国・大連にグループ会社を持ち、海外ビジネスにも積極的に取り組む。
ディー・ビジュアルも、海外ビジネスに関係が深い会社だ。日本アニメ・マンガのヨーロッパ・アジア向けライセンスビジネスから事業をスタート、現在はデジタルメディア事業を手がけている。また、近年は、海外のCGやVFXスタジオとのコーディネートを行っている。台湾、タイ、マレーシア、クロアチアなどにネットワークを持つ。
今回の新会員はいずれも海外ビジネスと関係が深く、グローバル化が進む日本の現況も反映しているといえそうだ。