マイクロソフトで長年OSの基幹技術に携わってきた日本人・中島聡が新たなスマホ上での映像経験を大きく変える技術を世に送り出す。中島聡が代表を務める株式会社Swipeがこの10月に、スマ-トフォン向けの映像表現アプリSwipe Studioをリリースする。
Swipe Studioはアニメや映像、音楽、声、効果音などを編集することで、誰でも直感的に、簡単にコミックスタイルの作品を作ることが出来る。新しい映像表現を生み出す技術として注目されている。
アプリはまず米国で姿を見せる。2016年10月28日に、ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催される大型コミックイベントComikaze Expo 2016でiPhone/iPad向けのアプリの発表を予定している。この場でクリエイターが映像を制作するSwipe Studioとそのユーザーが作品を閲覧するビューアーSwipieのふたつが披露される。
コミックイベントでの発表となるのは、Swipeがコミックやマンガのクリエイターや読者にとりわけアピールしたいためと言えるだろう。
実際にSwipeの技術開発にあたっては、アメリカンコミックスのトップアーティストの協力を受けていることだ。「バットマン」シリーズなどでお馴染みのアメコミの巨匠ニール・アダムスと協業し、Swipeを活用したスマホ向けの作品を制作した。Comikaze Expoでは、こちらも発表される予定だ。
またリリースに先立って、SwipeではSwipe Studioベータ版を公開、ユーザーを募集している。実際に映像制作を試してみることが可能だ。
Swipe Studio ベータ版ユーザー募集
http://www.swipe.net/release/20160912.html