映画やゲーム、アニメ、マンガ、音楽など日本国内のコンテンツ産業、デジタルコンテンツの状況をまとめた「デジタルコンテンツ白書2018」が、2018年9月1日に刊行された。白書では毎年、ジャンルごと、そしてコンテンツ産業全体、デジタルコンテンツの市場規模を算出している。
このうち2017年のコンテンツ産業の市場規模場12兆4859億円と前年比で1.4%増であることを明らかにしている。伸び率は小さいがプラス成長は6年連続で着実に成長していることを窺わせる。デジタルコンテンツに絞った市場では8兆6844億円(4.1%増)だ。
ジャンル別ではパッケージソフトが7年ぶりに増加に転じたゲームが初めて2兆円を超えて好調だった。また、さらに動画配信がDVD/ブルーレイレンタル市場を超え、コンサート市場が過去最高になったこと、ネットワークメディアの3兆円突破などをトピックスとしている。
白書ではコンテンツ市場の拡大はネットワークにリードされているとしている。豊富な統計・資料とともに、現在の市場の変化を解説している。
このほか白書は「マンガ」「アニメーション」「映画」「音楽」「ゲーム」「オンラインゲーム」「ライブエンターテイメント」の各コンテンツ分野、「ソシャルメディア」「モバイルサービス」「放送」「新聞」「出版」の各メディア分野、「アメリカ」「中国」「韓国」の海外動向を個別に解説している。2017年-18年のコンテンツ産業の最新動向を知るハンドブックの役割も果たしている。
さらに今回は、特集として“スポーツ”にスポットを当てた。コンテンツとしてのスポーツ、スポーツ産業のメディア戦略などを論じている。
発刊セミナーも、2018年9月5日に、東京・紀尾井町の城西国際大学で開催される。ここでも「スポーツコンテンツとその可能性」が取り上げられる。特集を執筆者による講演やパネルディスカッション、また「日本のコンテンツ産業の市場規模2017」の解説もする。
受講はデジタルコンテンツ協会法人会員は無料、その他は3000円。当日は「デジタルコンテンツ白書2018」の特別割引販売も実施する。(通常12000円(税別)→10000円(税込)
「デジタルコンテンツ白書2018」発刊セミナー
http://www.dcaj.or.jp/news/2018/08/201-1.html
デジタルコンテンツ白書2018
http://www.dcaj.or.jp/project/dcwp/index.html
監修:経済産業省 商務情報政策局
編集・発行: 一般財団法人デジタルコンテンツ協会
仕様: A4変型・192ページ(本文2色)
発行日: 2018年9月1日
定価:本体価格12000円+税