ますます変化の動きを早くしているコンテンツ産業を一望する書籍として活用されている「デジタルコンテンツ白書」の最新版が、2017年9月1日に刊行する。発行元の一般財団法人デジタルコンテンツ協会では、8月24日より購入の受付を開始した。
A4変型・272ページの各分野の専門家十数人による本書は、A4変型・272ページとかなりの重量級。価格は12,000円(税別)、政府刊行物を取り扱う全国の書店やネット書店でも購入できる。
デジタルコンテンツ白書は、毎年、国内コンテンツ産業全体と分野別の市場規模、産業動向、現状などの紹介・解説を目的に刊行されている。国内コンテンツ産業市場動向、分野別動向、メディア別動向、海外動向、さらに特集記事を取り上げる。毎年独自に算出するデジタルコンテンツ産業規模や、各種統計の過去10年分の掲載は購読者によく活用されている。
今回の特集は「仮想(VR/MR/AR)がやってくる」と題して、現在コンテンツ業界で今後の成長と活用が期待される仮想コンテンツを取り上げる。長年、この分野に関わってきた杉沼浩司氏が最新の動向について解説する。
コンテンツ動向は、「マンガ」、「アニメーション」、「映画」、「音楽」、「ゲーム」、「オンラインゲーム」、「ライブエンターテインメント」の7分野。メディア動向は、「ソーシャルメディア」、「モバイルサービス」、「放送」、「新聞」、「出版」の5分野となっている。
さらに海外分野は例年ピックアップする「アメリカ」、「中国」、「韓国」のほか、「オーストラリア」、「サウジアラビア」、「インドネシア」も個別にフォーカスする。
コンテンツ産業の現状と将来を知る貴重な一冊と言っていいだろう。
『デジタルコンテンツ白書2017』
http://www.dcaj.or.jp/project/dcwp/index.html
監修:経済産業省 商務情報政策局
編集・発行:一般財団法人デジタルコンテンツ協会
仕様:A4変型・272ページ
定価:本体12,000円(+税)