今年で2回目、ロサンゼルスアニメ映画祭 高畑勲追悼、湯浅政明特集、ヱヴ新劇場版3部作など

ロサンゼルスアニメ映画祭

 米国カルフォルニア州で、ロサンゼルスアニメ映画祭 (Los Angeles Anime Film Festival (LA-AFF))が、2018年9月21日から23日までの3日間の日程で開催されることになった。会場はRegal L.A. LIVE: A Barco Innovation Center。近年、開発が急激に進むダウンタンのLAライブ地区に位置するシネコンである。アニメエキスポやE3に訪れたことがあれば、コンベンションセンター近くの施設と言えば分かりいいかもしれない。
 イベントは2017年に初めて開催され、今年2回目だ。米国のエンタテイメントの中心地から、新作から名作まで日本の劇場アニメを発信する。

 近年、北米で日本アニメの人気が高まりを見せている。人気はインターネットでの配信が起点になっており、劇場アニメを大型スクリーンで観る機会は多くない。上映は期間限定のイベントなどに限られたものが大半で、米国で上映の機会がないアニメも少なくない。
 そうしたなかでロサンゼルスアニメ映画祭は日本アニメだけに特化し、まとめて日本の劇場アニメを紹介するユニークなイベントだ。イベント事業の雷神と、北米のアニメ専門配給会社Azoland Picturesなどがロサンゼルスアニメ映画祭実行委員会の中心メンバーとなり実施する。

 2018年も多くの人気作品を揃えた。20タイトル以上を予定する。目玉となる京都アニメーション制作の『中二病でも恋がしたい! -Take On Me-』は、今回の上映が北米プレミアとなる。
 また2018年5月になくなった高畑勲監督の追悼特集として、『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョ となりの山田くん』を集中上映する。湯浅政明監督もスポットのあたるひとり。『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』『マインドゲーム』の3本が用意された。このほか「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの3作、『君の名は。』、『メアリと魔女の花』、『少年ハリウッド』といった人気作がラインナップされている。

 さらに上映だけでなく、オープニングイベントや制作スタッフや監督も招いたトーク、も実施するとのことだ。日本アニメとカルチャーを盛り上げるイベントとして、盛り上がりそうだ。

ロサンゼルスアニメ映画祭2018
Los Angeles Anime Film Festival 2018 (LA-AFF 2018)

https://www.la-aff.com/ja/

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