映像事業のアスミック・エースの代表取締役会長に、2016年9月1日付でジュピターテレコム上席執行役員メディア事業部門長の村山直樹氏が就任した。ジュピターテレコムはアスミック・エースの株式100%を保有する親会社にあたり、村山氏は2016年4月より非常勤の取締役であった。
今後は、この4月に就任した代表取締役社長の長澤修一氏と伴に、より深く、アスミック・エースの経営に関わることになりそうだ。また、ジュピターテレコムとのグループ連動も増えそうだ。
村山氏はKDDI出身でマーケティング本部長などを務めてきた。またアミューズとKDDIが共同で設立した音楽会社A-Sketchの立ち上げにも関わった。ジュピターテレコムにてメディア事業を担当するなどコンテンツに詳しい。
アスミック・エースは、中堅ながら映画の製作から配給・宣伝、流通、ビデオソフトの販売まで手掛ける総合映像会社である。良質の映画を世に届けることで定評がある。2012年に、大手ケーブルテレビ会社のジュピターテレコムが全株式を取得し、グループ会社化している。グループのコンテンツ創出部門としての役割も期待されている。
アニメ事業は、フジテレビ「ノイタミナ」の初期作品の製作参加してきた。一時期はアニメの製作を減らしていたが、現在は再びアニメに力を入れている。2016年10月放送の『ALL OUT!!』、配信と劇場公開で展開する『planetarian』を手がけている。