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「ULTRAMAN」フル3DCGアニメ製作発表 2019年公開、監督に神山健治と荒牧伸志
- 2017/12/3
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円谷プロが1960年代に生みだし、その後50年以上、国内外に広く愛されてきたウルトラマンシリーズが、2019年に新たな映像で世に登場する。新世代のウルトラマンとして2011年からマンガ誌「月刊ヒーローズ」に連載されてきた『ULTRAMAN』(原作:清水栄一、作画:下口智裕)がアニメ化されることになった。
2017年12月1日に発売された「月刊ヒーローズ」最新号、公式サイトで発表された。また同日千葉・幕張メッセで開催された東京コミコン会場内でも製作発表会が設けられた。アニメ公式サイトもオープンし、YouTubeではPVも紹介されている。
原作コミックは、清水栄一と下口智裕が初代ウルトラマンをモチーフに、新世代のウルトラマンを描いている。早田進次郎からウルトラマンの能力を引き継いだ息子ハヤタ・シンがウルトラスーツを着用し、危機に立ち向かう。連載開始以来、世代を超えたファンを獲得し、累計部数は260万部を超える大ヒット作だ。
アニメ化にあたっては、話題作に相応しいスタッフが揃った。監督には「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズをはじめ数々のSF、アクションを手がけてきた神山健治と、『APPLESEED』などフルCGの映像に定評のある荒牧伸志を起用する。アニメーション制作も、人気作を輩出するプロダクション I.G、そしてCGアニメの実績と評価が高いSOLA DIGITAL ARTSが担当する。作品は2019年に公開予定となるが、シリーズなのか、長編なのか形態は明らかにされていない、
映像づくりには、モーションキャプチャーを使用することが発表されている。ウルトラマンシリーズはこれまでに実写のほかアニメ化もされているが、『ULTRAMAN』ではこれまで全く違う映像が実現しそうだ。
「月刊ヒーローズ」は2011年に、小学館クリエイティブとフィールズの共同プロジェクトとしてスタートした。もともとメディアミックスを目的にヒーローをコンセプトにした作品をピックアップし、創刊当初より連載される『ULTRAMAN』は雑誌を牽引する人気作となっていた。
同誌からは『マジェスティックプリンス』、『アトム ザ・ビギニング』、『Infini-T Force』、『ソードガイ The Animation』といったアニメ作品が誕生している。それだけに『ULTRAMAN』のアニメ化は、これまでもかなり可能性が高いと見られてきた。今回の発表は期待どおりといえる。
一方で、監督に神山健治と荒牧伸志のビッグネームのふたりを起用、さらにフル3DCGアニメを打ち出すサプライズで、さらにファンの期待を上回った。公開までまだ時間はあるが、2019年の期待作と言っていいだろう。
『ULTRAMAN』 アニメ公式サイト
http://anime.heros-ultraman.com/
タイトル:『ULTRAMAN』(仮)
公開時期:2019 年を予定
監督:神山健治×荒牧伸志
制作:Production I.G×SOLA DIGITAL ARTS