ソニー・ピクチャーズ インドの大手スポーツチャンネルを約397億円で買収

企業ニュース

ソニーのグループ会社で映画・テレビ事業を行うソニー・ピクチャーズが、インドにて放送事業を拡大する。2016年8月31日、同社は、現地の大手のスポーツチャンネルのテン・スポーツ・ネットワーク(TEN Sports Network)を3億8500万ドル(約397億円)でZee エンタテインメント エンタープライズから買収する契約を締結すると発表した。監督官庁の承認が下りるのを待ち、取引を実施する。

テン・スポーツはインド有数のスポーツチャンネルで、TEN1、TEN 1 HD、TEN2、TEN3、TEN Golf HD、TEN Cricket、Ten Sportsの7つチャネルを保有する。現地で人気の高いクリケットのほか、サッカー、テニス、ゴルフ、陸上などの主要大会の放送権を保有する。またインドだけでなく、モルディブ、シンガポール、香港、中東、西インド諸島に展開する。
インドにて21年前に設立されたソニー・ピクチャーズ・ネットワーク インディアは、現在、ヒンディー語総合エンタテインメントのソニー・エンタテインメント テレビジョンのほか、映画チャンネルMAX、MAX2やコメディチャンネル、音楽チャンネル、スポーツチャンネルを複数運営している。ここにテン・スポーツが加われば、現地での存在感は一気に高まる。

映画会社ソニー・ピクチャーズを持つソニーは、他にもソニー・ミュージックエンタテインメント(音楽・アニメ)、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(ゲーム)などをグループに抱え、世界有数のエンタテインメントのコングロマリットである。しかし、放送事業は米国での展開がないなど、映画や音楽、ゲームに比べるとディズニーやワーナー、パラマウントなどの他のエンタテイメントコングロマリットに見劣りがする。
インドは現在の人口が12億人超、2022年には中国を抜くとされている。ソニー・ピクチャーズは世界最大の市場に狙いを定めて、放送事業の拡大を目指すことになる。
ソニー・ピクチャーズは、日本アニメチャンネルのアニマックスを保有している。インドでもアニマックス・アジアを通じて、アニマックス・インディアも展開している。

関連記事

ピックアップ記事

  1. オリジナルTVアニメ「URAHARA」
     日本のアニメがネット配信を通じて世界中に広がる中で、映像配信プラットフォーム発のオリジナルアニメが…
  2. アヌシー映画祭「Tokyo Pitch」
     東京都は地場産業であるアニメの関連企業振興を目指し、このほど情報発信サイト「Tokyo Anime…
  3.  米国の独立系映画会社GKIDSとフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭、そしてハリウッドビジネ…
ページ上部へ戻る