アニメ企画・製作の大手アニプレックスが、また新たな事業拡張を目指す。2017年9月4日、アニプレックスは東京都中野区に本社を持つフィギュア関連ビジネスの株式会社リボルブと資本・業務提携したと発表した。アニプレックスはリボルブに出資し、筆頭株主になる。出資金額は明らかにしていない。
アニプレックスは商品企画部門を通じてリボルブとの連携を強化し、同社が保有するアニメなどのIP(知的財産)を活用した商品化ビジネスを拡大する。フィギュア商品の強化、さらに企画から製造・販売までの迅速化を目指す。
リボルブは2010年7月に東京都中野区に設立、資本金2500万円、柴崎元一氏が代表取締役を務める。キャラクターやメカニックを再現するフィギュア商品の制作、製造受託を中心にキャラクター玩具を手がける。
またフィギュア制作の要となるフィギュア試作原型づくりを得意とする。『Fate/Grand Order』や『機動戦士ガンダム』、『エヴァンゲリオン』や人気アニメの女性キャラクターを多く開発してきた。
アニプレックスは、ソニー・ミュージックエンタテインメントグループのアニメ会社で映像・音楽を中心としてきた。近年はアニメを核とした事業の多角化に積極的で、ソーシャルゲームや劇場配給、イベント運営、海外進出などその業務は幅広い。
商品企画もそのひとつで、直営ECストアの「ANIPLEX+」を通じて独自開発の商品を販売する。リボルブと提携することで商品開発・制作が、グループ内で完結する。「ANIPLEX+」はハイクオリティの商品を特徴としてきただけに、高いクオリティでファンから人気の高いリボルブは、今後の事業拡大を期待出来るパートナーと言えそうだ。
リボルブ http://www.revolve.co.jp/