東京から世界に向けたアニメーション映画祭として、2014年にスタートした東京アニメアワードフェスティバルが第4回となる2017年の開催日程を発表した。2017年3月10日から13日までの4日間を予定する。
2016年の日程は3月18日から21日だったので、今年よりも開催が2週間あまり繰り上がる。また大型アニメイベント AnimeJapan 2017はすでに3月25日から27日までのスケジュールを発表しており、来年も今年と同様に日程の重なりは避けられる。
一方で、2014年から2016年は東京・中央区のTOHOシネマズ 日本橋を会場としていたが、2017年の会場は、現在は東京とだけしている。詳しい場所は、今後の発表を待つことになる。
また主催は東京アニメアワードフェスティバル実行委員会と一般社団法人日本動画協会、東京都が共催する。運営事務局は秋葉原の日本動画協会内に置かれる。
東京アニメアワードフェスティバルは、国内外の優れたアニメーションの紹介、作品と業界に対する功労者の顕彰を目的にスタートした。東京国際アニメフェアで続けられていた東京アニメアワードや功労賞部門も承継している。
毎年開催されるコンペティション部門も注目されるひとつだ。長編アニメーション部門(60分以上)、短編アニメーション部門(30分未満)の2部門で世界各国から作品が応募される。2016年は長編部門ではレミ・シャイエ監督の『LONG WAY NORTH』が、短編部門はMataić Siniša監督の『Off Belay』がグランプリに輝いた。
フェスティバル事務局は、コンペティション部門の応募受付も開始した。2015年1月1日以降に完成したアニメーションで、日本でこれまで商業展開をしたことのない作品が対象となる。締切は短編アニメーションが2016年10月31日、長編アニメーションが同11月20日まで。応募作品の中からノミネート作品が決まり、会期中にグランプリなどの各賞を発表する。
またフェスティバルでは、2016年に一旦応募をしたにも関わらず、事務局に作品が手渡されず、選考が出来なかった作品についても2017年の対象作品として審査を進めるとしている。ただし、作品が手元にないことから、応募者個々に作品の再応募を呼びかけている。
2016年は長編グランプリの『LONG WAY NORTH』、優秀賞の『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』などが関心を集めるなど、映画祭後も話題になる作品も少なくない。国内未公開、未配給の作品が上映にかかることも多く、貴重な作品をスクリーンで観る機会としても期待される。
東京アニメアワードフェスティバル2017 http://animefestival.jp/ja/
開催日程: 2017年3月10日(金)~13日(月) (予定)
会場: 東京